漫画家になりたい君に!

元漫画誌編集者が語る漫画家への近道

漫画家デビューへの一番の近道は?

その3 出版社に持込む

このページでは、漫画家になる方法として、漫画を版元(出版社)に持込むケースについて説明したい。

直接アドバイスがもらえるのがメリット

漫画家デビューの第一歩として、自分の作品を版元に直接原稿を持ち込んで売り込む方法がある。漫画賞などに応募する場合と違って、1つの漫画を複数の版元に見てもらうことができるので、いろいろな編集者の目にとまる確率も高くなる。

持ち込みする場合は、事前に編集部なり担当部署なりの連絡先を確認し、電話でアポイントをとるのが常識。ときおり突然訪問してくる人もいるが、こちらも忙しいのでまともに取り合っていられないときもある。相手にしてもらえないうえに、マナー違反で心証も悪くなるので必ず断りを入れてから出向くこと。

メリットとしては、担当者にその場で原稿を読んでもらえることと、アドバイスがもらえることだろう。私の経験上、1回の作品の持ち込みで「いきなりデビュー」ということは考えにくいが、各版元のいろいろな編集者からアドバイスをもらいながら、何度も持ち込みをすることでデビューへの道が開けるのだ。

厳しい評価は覚悟しろ

「見込みがある」と判断されれば、担当者がついて、新人賞候補にもあげられたりするが、その時点でデビューが約束されるわけではない。以降は担当者からの指示にしたがって、ネームを作成したり原稿を完成させていくこことになる。

当然、版元側の要求に応えられる技量を持っていなければ続けることはできない。せっかく手にしたチャンスなのに、実にもったいないのだが、ここで見捨てられる漫画家も少なくないのだ。

また、直接アドバイスがもらえるのがよい点でもあるが、いい評価をもらえるとは限らない。むしろ、辛辣な意見をもらうことのほうが多いことを覚悟して持ち込もう。

だが、持ち込みに採用基準はないので競争率は高い。漫画描きをかじった程度の漫画家のタマゴが、プロを押しのけて採用される確率も少ない。厳しい道であることは間違いないだろう。

マンガを募集している出版社・編プロ

漫画賞や漫画家、原作者などを募集している版元、編プロを、一部紹介しておこう。

  • 秋田書店:『少年チャンピオン』『ヤングチャンピオン』など
  • 講談社コミックプラス:『少年マガジン』『ヤングマガジン』『モーニング』『なかよし』など
  • 集英社:『少年ジャンプ』『ヤングジャンプ』『りぼん』『マーガレット』など
  • 小学館:『少年サンデー』『スピリッツ』『ビッグコミックオリジナル』など
  • 少年画報社:『ヤングキング』『ヤングコミック』など
  • 竹書房:『4コマ堂』など
  • PHP研究所コミック出版部:漫画家・原作者募集
  • トレンド・プロ:漫画家・イラストレーター募集

<2011年12月現在>

 
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