漫画家になりたい君に!

元漫画誌編集者が語る漫画家への近道

漫画家デビューへの一番の近道は?

そして、運

このページでは、漫画家デビューと「運」、そして編集者との付き合い方について説明していこう。

担当編集者は選べない

漫画家デビューを果たそうと出版社(版元)にアプローチする方法としては、原稿の持ち込みのほか、投稿による新人賞獲得を狙うのが近道のひとつだとは思う。編集者と仲良くなってコネをつくる、という手もあまり現実的ではないが有効な手段だ。

漫画賞応募で入賞したり、自分の作品を持ち込んで力を認められると、担当編集者がついて本格的にデビューを目指すことになる。

ここで、漫画家としてやっていけるか否かは「運」が必要といれているのだ。担当編集者は漫画家には選べないため、よい担当編集者に当たるかどうかは「運」しだいというわけ。

確かに、担当者編集者も人間だから相性のいい悪い、あるいは力がある無しは多少あるだろう。運が左右すると言えなくもない。しかし、デビューできない、漫画家として売れない理由がすべて「運が悪かった」で片付けてしまうのは、安易すぎる。

むしろ、担当者を説得してやるくらいの気概が欲しい。私が20年、漫画編集者をやってきて言えることは、「運は実力で変えられる」ということだ。だからこそ、基本的技術は必ず身につけていてほしい。

編集者と二人三脚でデビューを目指す

編集者の仕事は、原稿を校正するだけでなく、作者といっしょになってストーリーを考えたりアイデアを練ったりするほか、漫画家のマネージメントも請け負う。

版元サイド(編集側)から考えれば、売れる漫画を常に求めるわけだから、必ずしも漫画家サイドと意見が一致するとは限らない。むしろ、一度は衝突するものと考えておいたほうがいい。また、はじめは描きたいものも描かせてもらえないだろう。

したがって、担当の編集者からはさまざまな要求が飛び出してくる。このときにポイントとなるのが、ストーリー構成や画力など技術的な面をクリアしていること。そうすれば、自分の意見も通しやすくなる。つまり、「しょせん、漫画のいろはもわかっていない駆け出し漫画家」と、編集者に見下されないようすることが重要なのだ。

このように、仕事としての漫画は、趣味で描く場合と違って編集者との共同作業で成り立っている。運悪く、自分と合わない担当者に当たってしまったと思っても、技量がともなっていれば問題ない。そこから自分で運を切り開くことも可能なことを覚えておいてほしい。

担当編集者がつくということは、少なくとも版元から「見込みがある」と思われているわけだから、編集者を信じて二人三脚でデビューを目指すよう心がけでほしいと思う。

運はともかく、想像力・画力・構成力を鍛えながら業界にパイプを作る手段はこれだ!

元編集者が見た漫画家デビューへの王道

 
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