漫画家になりたい君に!

元漫画誌編集者が語る漫画家への近道

漫画家デビューへの一番の近道は?

2に画力

このページでは、漫画家になるための大切なポイントである画力について解説してみたい。

画力向上の必須スキル・デッサン力

「画」=漫画家の顔ともいえる必須スキルだ。

漫画に読者を引き込ませるためにはストーリーが大切だが、画そのものの魅力も当然、重要になってくる。画力のある漫画は、パッと目にしただけで読み手を惹きつける。

読み手はキャラクターの表情や動き、ポーズなどを総合して画力が判断するので、顔だけ上手に描けても、身体がうまく描けないとなると漫画全体の動きが悪くなり表現力も落ちてしまう。

画力向上のためには、デッサンの基礎をしっかり修得することが近道だろう。

デッサン力を身につけるには

漫画はデフォルメ(誇張)されるので、「デッサンはあまり関係ないのではないか」と考える漫画家のタマゴに何回も出くわした。しかし、デッサン力がないデフォルメは、やはりバランスが悪くなり、迫力や説得力のある漫画にはならないのだ。

人物デッサンがしっかり身についていると、多様なポーズも素早く描けるようになるし、線に迷いが無く、効率よく画を描くことができるようになる。デッサンを積み重ねることで画力も向上し、売れる画を描く方法が身につくというわけ。

デッサン力を上げて画力を磨くには、スケッチブックを購入してひたすら描き続けるのもひとつの方法ではある。実際、そうやっていた漫画家を2~3人知っている。

だが、1人で身につけるには限界があるものまた事実。だから、しっかり指導してくれる漫画家のアシスタントにつくか、デッサンの講義がある漫画専門学校などで力をつけるのが手っ取り早い。

画力が高い漫画家

以下に、われわれ漫画誌編集者の間でも、とく画力が高いと評判の漫画家と作品名を紹介しよう。こうした漫画家の作品を読めば、画力がどれほど人を惹きつけるのかがわかるだろうし、立派な練習題材にもなるのだ。

  • 森田まさのり:『ROOKIES』『ろくでなしBLUES』
  • 沙村広明:『ブラッドハーレーの馬車』
  • 松本大洋:『鉄コン筋クリート』『ピンポン』
  • 鳥山明:『ドラゴンボール』
  • 大友克洋:『AKIRA』
  • 北条司:『シティーハンター』『エンジェル・ハート』
  • 東本昌平:『キリン』
  • 奥浩哉:『GANTZ』
  • 三浦建太郎:『ベルセルク』
  • 迫稔雄 :『嘘喰い』
  • 桂正和:『ウイングマン』『電影少女』
  • 小畑健:『ヒカルの碁』
  • 原哲夫:『北斗の拳』
  • 大暮維人:『エア・ギア』

※表中、敬称略。作品は代表作

運はともかく、想像力・画力・構成力を鍛えながら業界にパイプを作る手段はこれだ!

元編集者が見た漫画家デビューへの王道

 
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