漫画家になりたい君に!

元漫画誌編集者が語る漫画家への近道

漫画家デビューへの一番の近道は?

漫画執筆の流れ

このページでは、漫画執筆の流れについて順番に解説していこう。

漫画はどのように完成するのか?

ストーリーものでもギャグものでも、どのような漫画でもでき上がるまでのプロセスは基本的には同じ。漫画がどのように完成していくのか簡単に紹介するので、興味があればチェックしてほしい。

プロット作成
漫画家を目指す人間なら、「プロット」という言葉を一度は聴いたことがあると思う。プロットとはキャラクターの個性や性格、世界観などを設定することで、業界では「プロットをきる」と言う。

いわゆる映画の台本のもととなるような存在ではあるが、まだ構想段階の内容なのであまり細かな設定まではしないのが普通。思い浮かんだアイデアや、ストーリー進行などをメモしていく作業と考えてもらえればいいだろう。

シナリオ作成
次に、作成したプロットをもとにストーリーを膨らませていき、シナリオを作成する。ストーリーには「起承転結」という原則があって、これに沿って組み立てていくのが基本中の基本。

これを無視すると流れがダラダラしてしまい、ストーリーが散漫になってしまう。「ハコ書き」といって、ページごとにストーリーを割り振ったりするのもこの段階だ。

下書き・ネーム
シナリオが決まったら、いよいよ「ネーム」を起こしていく。ネームとは、コマ割りをどうするかや、キャラクターのセリフや表情など考えながら実際にページに落としていく作業。漫画の設計図になるこの作業はもっとも重要で、読みやすさなどにも心を配りながら、無駄な部分を削る。

そして、ネームをもとに原稿用紙に下書きしていくのだが、このときに背景や効果線も大まかに描き込んでいく。

ペン入れ作業
下書きを十分チェックしたら、実際に黒インクでペン入れ作業をする。漫画用のペンはボールペンとは使い勝手が違いうので、ある程度の慣れが必要。

最初は枠線を引くことからはじめて、次にフキダシや人物を描いていくようにするといいだろう。ペン入れが終わったら、インクがしっかり乾燥するまで待って消しゴムをかける。

ベタ塗り・ホワイト修正
髪の毛や背景など、黒くしたい箇所を塗りつぶしていく作業が「ベタ塗り」。広い面積の部分はマジックで、細かな部分は筆ペンなど使い分けると効率よく作業が進められる。

枠からはみ出てしまったり、ペン入れを失敗した箇所はホワイトインクで丁寧に修正していく。

トーン貼り
単にトーンと呼んでいるが、正式には「スクリーントーン」のこと。柄や白黒の点などのさまざまなパターンが印刷されたシール、といえばわかりやすいだろう。

陰影や絵の強弱を表現するだけでなく、登場人物の感情を表現する場合にもよく用いられている。このトーンを、カッターなどで切って体裁を整えていく。

仕上げ
最後に全体を見直して、気になる箇所や細かい部分を手を加えるなどして調整。この段階でセリフを入れていくのだが、セリフは手書きではなく、パソコンやワープロなどで印刷して貼り付けるのがおすすめ。編集者泣かせの手書き文字は、誤字の原因だ。

抜けているセリフはないか、修正漏れはないかなどチェックして問題がなければ完成。

手っ取り早くスキルを身につけるには

これら一連の流れは、アシスタントについてもなかなかやらせてもらえるものではない。

結果的に、専門学校や養成所で力をつけてから、アシスタントにつくとか投稿するなどするほうが、私は漫画家への近道だと思う。

独学・オレ流でスキルを身につけるのもいいが、今の時代、よほど見るべきものがない限り編集者は相手にしてくれないだろう。

漫画執筆の流れや持ち込み・投稿のノウハウを身に付ける手段を紹介しよう!

元編集者が見た漫画家デビューへの王道

 
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